陰謀追究者や自称人権左翼の連中がまれにツイッター
で「この国ではこれだけの悪政をされているにも関わら
ず国民が暴動を起こさないことが不思議である」という
旨の内容を投稿することがある。
ツイッターだけでなく、管理者が現実に関わりのある
人脈の中でもこれを主張している者を見たことがあるが、
これがいかに愚かしくクソの役にも立たない主張である
かを説明していく。
■お前も暴動を起こさない大勢のうちのひとり
「お前も暴動を起こさない(起こせない)大勢のうちの
ひとりだろうが」という事実につきるのである。暴動と
まではいかなくても、現実の政治活動か社会活動に率先
して参加しているとも思えない。
仮に暴動が起きたとしても、そいつはどうせ暴動には
参加せず、高みの見物を決め込むことまで透けて見える
のである。そして、そんな愚かなツイートにリツイート
や「いいね」をつける周辺もまた愚かしいのである。
それに、「不思議」という感想を抱くのも愚かしい。
日本人の集団主義という性質、それがすべての社会問題
へ通じていることを、多かれ少なかれこの連中は学んで
いるはずである。
よって、不思議でも何でもなく必然の結果であること
はわかっているはずである。単に以前からそういう言い
回しが使用されてきたから、同様にそのときも使用して
いるのだろう。
■いずれにしても愚かしいということ
このような主張をする理由のひとつとして、「暴動を
起こさない大勢のうちのひとり」であることに無自覚で
あることである。「不思議」という感想を抱くのも前述
のとおりであり、脊髄反射しているだけである。
理由のもうひとつとして、実はすべてわかったうえで
自分のツイートを周囲の愚かしい者たちにリツーイトや
「いいね」を大量にさせるために、わざとやっていると
いう点である。
後者のほうがタチが悪いのは言うまでもないが、この
「暴動を起こさない不思議」ツイートだけでなく、この
連中が発する安っぽい内容のツイートが、自身のタイム
ラインに埋めつくされるのは迷惑甚だしいのである。
この連中は大衆の愚かしさを理解したうえでしっかり
とライティング技術を駆使してツイートしているわけで
ある。この連中のくだらん承認欲求のせいで、変わった
視点を持つ貴重なツイートが埋もれてしまうのである。
一例として、ツイートの始まりが「これはガチな話」
とか「ここだけの話」ばかりな奴の実に多いことである。
その始まりの言葉、まったくもって必要ないはずなのに
つけるのは、つまりそういうことである。
「暴動を起こさない大勢のうちのひとり」であること
に無自覚である場合も愚かしく、すべてわかったうえで
わざとやっている場合もとっくに見透かされているので
愚かしく、いずれにしても愚かしいのである。
管理者は、別に同じ界わいの連中であろうが、考えて
いるようで実は何も考えていないこういう連中とは馴れ
合うつもりもないし、世界が崩壊へ向かう中でこういう
くだらん連中と関わっている場合ではないのである。