2014年08月17日

落ちるナイフを安全につかむ方法


 前回の記事で、確定利益を最大化するため
の資産運用方法として、

4) 長期投資(70%)+中期投資(30%)

というものを一例として紹介しました。

 この中期投資という部分については、目的
の株を逆張りナンピンで購入していくことに
なります。
 しかし、やみくもにこれを行っていくと、
簡単に資金が枯渇してしまうので、やり方を
工夫しなければなりません。

 中長期投資ブロガーさんの方法を見ている
と、やはり現在の株価に対してそれよりも下
の値段で指値を入れて待ち構えるという方法
をとっていることが多いという印象です。
 いわゆる「落ちるナイフをつかむ」という
ものです。そういう管理者もそれを実施して
いる1人なのですが…。

 その方法でも偶然その指値が底値圏である
こともあるのですが、株価の下落が続くこと
もあり、同じ方法で待ち構えてさらに購入し
…ということにもなります。
 株価が下落一方の場面では、下で待ち構え
ていると、無駄に購入回数と投入資金が増え
てしまいがちになります。

 そこで、このような場面では、下で待つの
ではなく、上から株価の下落に日々ついてい
くようにします。つまり、株価がaのとき、
注文方法は、

逆指値 現在値がa+b円以上になった時点で
 指値a+b+1円で執行

となります。ここで0<bです。
 これで、注文が約定する場面は、下落中の
一時的な反発と底値圏に限定され、購入回数
や投入資金は、下で待ち構えているときより
も減らせるのではないかと思います。

 なお、この方法は投機の情報商材に掲載さ
れている利益確定方法を応用したものです。
 情報商材の内容をそのまま掲載するわけに
はいかないため、具体的にbの値をどうする
のかは掲載できません。

■イオン(8267)の売買実績

 下記は、現在の株価に対して下で待ち構え
て購入した場合の売買実績をイオンを例にし
て表したものです。
 やはり、売買回数が多く、通算損益もマイ
ナスを計上し、取得単価を下げる効率も悪い
ことがわかります。

年月日   数量 取得単価 売買(確定損益)
2014/01/20  100   1,379 1,377円で購入
2014/01/21  200   1,370 1,359円で購入
2014/01/27  300   1,340 1,278円で購入
2014/02/10  400   1,320 1,258円で購入
2014/02/20  500   1,310 1,268円で購入
2014/02/24  200   1,310 1,298円で売却(-3,885)
2014/02/27  300   1,290 1,248円で購入
2014/02/28  400   1,280 1,248円で購入
2014/03/05  500   1,270 1,227円で購入
2014/03/12  600   1,260 1,207円で購入
2014/03/17  700   1,240 1,117円で購入
2014/04/30  600   1,240 1,179円で売却(-6,299)
2014/05/23  100   1,240 1,249円で売却(+3,168)
2014/07/11  200   1,200 1,158円で購入
配当   +2,072
通算損益 -4,944

■購入方法変更後のイオン(8267)の売買シミュレーション

 下記は、現在の株価に対して上からついて
いって購入した場合の売買シミュレーション
です。
 売買実績と比べてわかるとおり、売買回数、
通算損益、取得単価すべてが改善しています。

年月日   数量 取得単価 売買(確定損益)
2014/02/10  100   1,270 1,268円で購入
2014/03/06  200   1,260 1,248円で購入
2014/03/28  300   1,220 1,138円で購入
2014/04/16  400   1,210 1,178円で購入
2014/05/28  100   1,210 1,242円で売却(+7,417)
2014/07/28  200   1,190 1,168円で購入
配当   +1,036
通算損益 +8,453

■まとめ

 落ちるナイフを安全につかむためには、下
で待ち構えるのではなく、落ちるナイフに上
からついていき、相対速度を小さくするよう
にします。
 もっとも、それでは落ちるナイフをつかみ
にいって血まみれになる管理者を見たい読者
にとっては面白くないブログになってしまい
ますが…。
posted by dark_matter at 18:00| Comment(0) | 投資理論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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